実家じまいは自分でできる?失敗しない業者の選び方

実家じまいは、片付けから各種手続きまですることが多く、「自分たちでできるのか」と悩む方も少なくありません。
状況によっては、専門業者に任せた方が時間や労力を抑えられるケースもあります。
この記事では、業者に依頼した方が良いケースや費用相場、失敗しない業者の選び方を解説します。
自分たちの状況に合わせて、無理のない形で実家じまいを進めるための参考にしてください。
負担をかけずに実家の片付けから売却まで進めたい方は、プロへ相談してみるのもひとつの方法です。
手間をかけずに実家を売却したいなら
実家じまいを業者に依頼した方が良いケース

出典:プレスリリース 株式会社アンビシャス「実家じまいのきっかけと大変さとは?経験された方にアンケート! 」
実家じまいでは、「自分たちで何とかしよう」と無理をすると、時間も体力も想像以上に消耗しがちです。株式会社アンビシャスのアンケートでも、実家じまいで大変だったと感じた人は92%にのぼっています。
状況によっては、専門業者に任せた方が負担を減らせるだけでなく、結果的に費用を抑えられるケースもあります。
例えば、次のような場合です。
- 遠方に住んでいて実家に通えない
- 家族だけでは片付けが難しいほど物が多い
- 相続・売却などで期限が決まっている
まずは、それぞれのケースで業者に依頼した方が良い理由やポイントを紹介します。
遠方に住んでいて実家に通えない場合
実家が遠方にあると、そのたびの交通費や移動時間だけで負担がかかります。
限られた滞在時間のなかで粗大ゴミの手配まで進めるのは簡単ではありません。その結果、実家じまいが進まず長引きやすいのが実情です。
業者に片付けを依頼すれば、1〜2日で一気に作業が進みます。さらに片付けから売却まで相談できる業者なら、必要な手続きをまとめて任せられ、何度も通う必要がありません。
仕事や家庭があり遠方の実家へ行くのが難しい場合は、業者への依頼を検討した方が良いでしょう。
家族だけでは片付けが難しいほど物が多い場合

出典:プレスリリース 株式会社アンビシャス「実家じまいのきっかけと大変さとは?経験された方にアンケート! 」
物が多い実家は、仕分けだけでも途方もない時間がかかるため、業者に依頼するのがおすすめです。
株式会社アンビシャスのアンケートでも、実家じまいで大変だったこととして荷物の整理や処分が多く挙げられています。思い出の品が多いほど手が止まりやすく、体力的にも精神的にも負担が大きくなりがちです。
片付けや遺品整理の業者なら、複数人で効率よく作業を進めつつ、貴重品の探索や必要な物のより分けもプロが対応します。片付けから売却まで一括で任せられる業者であれば、後の手続きもまとめて進められるでしょう。
物の量が多く終わりが見えない場合は、無理に抱え込まずプロの力を借りるのが得策です。
相続・売却などで期限が決まっている場合
相続手続きや売買契約、退去日が決まっている場合、片付けの遅れがそのまま契約トラブルにつながることがあります。
自力で進めて間に合わず、期限直前に高額な業者へ依頼するケースも珍しくありません。
期限があるときは、早めに見積もりを取り、作業スケジュールを明確にしておくことが大切です。
実家を手放すことを前提としているなら、片付けから不用品処分、売却まで一連の流れに対応できる業者を選ぶと安心です。
工程をまとめて管理してもらえるため、段取りに追われる心配がなく、期限がある場合でもスムーズに進められます。
手間をかけずに実家を売却したいなら
実家じまいの流れについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>実家じまいとは?始めるタイミングから流れや費用、放置リスクまで解説
実家じまいで利用できる業者と費用相場

実家じまいでは、荷物の片付けから売却までさまざまな業者を利用できます。サービス内容や対応範囲によって費用も大きく異なるため、特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な4タイプの業者と大まかな費用相場を紹介します。
- 不用品回収業者
- 遺品整理業者
- ゴミ屋敷清掃専門業者
- ワンストップ型業者(片付け・売却・解体まで)
それぞれの特徴を理解しておくと、実家じまいの計画が立てやすくなり、スムーズに進められるでしょう。
※提示した費用はあくまで目安で、地域や業者、作業内容によって変動します。
不用品回収業者
不用品の処分を短期間で済ませたいときに利用しやすいのが不用品回収業者です。部屋の広さや荷物量に応じて料金が決まるため、作業の見通しを立てやすいのがメリット。費用の相場は以下の通りです。
■不用品回収業者の費用相場
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 1K〜1DK(軽トラック1台) | 約3万円〜 |
| 3LDK〜4DK(2tロング箱車) | 約20万円〜 |
| 小型家具・家電(1点) | 約3,000円 |
| 大型家具(1点) | 約8,000円 |
仕分けの時間が取れない、まずは処分だけ進めたい場合に依頼すると良いでしょう。
遺品整理業者
遺品が多い、丁寧に扱ってほしい、遠方で作業に通えないといったケースでは遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
貴重品の探索や形見分け、供養まで依頼できる業者もあり、単なる処分よりもサポート範囲が広いのが特徴です。
遺品の仕分けから分別、処分費用が含まれる場合があるため、不用品回収よりも高額になる傾向があります。
法務省の調査では、遺品整理サービスの費用について、契約金額の平均が約42万円、実際に支払われた金額の平均は約30万円と報告されています。
出典:総務省「遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書」
遺品整理の料金も、物量や地域で変動はありますが、一般的には次の価格帯が目安になります。
■遺品整理業者の費用相場
| 間取り | 費用相場 |
|---|---|
| 1DK・1LDK | 5万〜20万円 |
| 2DK・2LDK | 9万〜30万円 |
| 3LDK | 15万〜50万円 |
心身ともに負担が大きい整理もプロが効率よく進めてくれる点が安心です。
実家じまいの片付けについては、以下の記事も参考にしてください。
>>実家じまいで片付けをスムーズに進めるコツは?手順や処分方法を解説
ゴミ屋敷片付け専門業者
ゴミが床を覆う、悪臭がするなど通常の片付けでは難しい状態では、専門業者への依頼が現実的です。複数人で一気に搬出し、必要に応じて除菌・消臭まで行うため、短期間で生活可能な状態まで整います。
費用はゴミの量と作業人数で大きく変わりますが、1Kなら数万円台から、2LDK以上では10万円を超えるケースが一般的です。
■ゴミ屋敷片付け専門業者の費用相場
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1K〜1DK | 3万円〜 |
| 1LDK〜2LDK | 7万〜15万円 |
| 3LDK以上 | 15万〜 |
通常では対応できないほどの片付けや衛生面の不安が大きい場合に向いています。
ワンストップ型業者(片付け・相続・解体・売却まで)
片付けから不用品処分、売却、解体、相続手続きまで一括で任せられるワンストップ型の業者なら、簡単に実家じまいが可能です。
実家じまいは複数の工程が連動するため、窓口を一本化できることで手間と時間を大幅に減らせます。
相場は内容によって変動しますが、片付けに加え、売却サポートや名義変更、解体の調整まで一括で任せられるため、全体の手続き負担や費用を抑えられるケースもあります。
実家じまい全体をスムーズに進めたい人におすすめです。
手間をかけずに実家を売却したいなら
失敗しない実家じまいの業者の選び方

実家じまいをスムーズに進めるには、適切な業者を選ぶことが欠かせません。
片付けは家の状況によって必要な作業が変わるため、業者の得意分野や対応範囲を誤ると、費用が膨らんだり追加作業が発生したりすることがあります。
そこで、選ぶ際に押さえたいポイントを以下の4つに整理しました。
- 作業範囲を確認する
- 実績があるかを確認する
- 複数の業者の見積もりを比較する
- 片付けから売却まで相談できる業者を選ぶ
これらを順に解説します。
作業範囲を確認する
依頼したい作業を業者がどこまで対応できるかを、最初に確認しておくことが大切です。
片付け業者といっても、不用品の回収だけ行う会社もあれば、遺品整理・貴重品探索・清掃・庭の手入れまで行う会社などさまざま。対応内容を把握せずに依頼すると、「別料金」として追加費用が発生することもあります。
事前にサービス内容を照らし合わせておくことで、費用の無駄をせずにスムーズに進められるでしょう。
実績があるかを確認する
片付けや処分を安心して任せるには、その業者がどれくらいの案件をこなしてきたかを確認することも重要です。
実家じまいは遺品や貴重品が混在し判断が難しいため、経験の差が作業の丁寧さや進行スピードに表れます。
公式サイトの事例や口コミ、資格の有無などを見れば、対応力や信頼度がつかみやすくなります。
実績を確認することで、トラブルの可能性もぐっと減らせるでしょう。
複数の業者の見積もりを比較する
費用や作業内容が適切かを判断するために、複数の業者から見積もりを取りましょう。
片付け費用は荷物量や家の広さだけでなく、業者ごとの料金体系でも大きく差が出ます。また、追加料金の条件やキャンセル料の有無も確認すべきポイント。
訪問見積もりで現場を見てもらい、サービス内容や料金を比較すると、納得できる業者を選びやすくなります。
片付けから売却まで相談できる業者を選ぶ
実家の片付け後に住む人がおらず、いずれ手放すことまで見据えている場合は、片付けだけでなく売却まで一括で任せられる業者を選ぶのがおすすめです。
複数の会社に分けて依頼すると、連絡や日程調整が複雑になり、結果として時間的な負担や費用が増えることもあります。
ワンストップ型であれば、片付けから買取査定、売却手続きまで一社でまとめて進められ、トータルの費用も抑えられるケースが多いです。
特に遠方に住んでいる人や忙しい人ほどメリットを感じやすいでしょう。
手間をかけずに実家を売却したいなら
ワンストップ型で売却まで手出しゼロで成功した事例はこちらを参考にしてみてください。
>>【実家じまい相談事例①】解体費が土地評価額を超える空き家を、手出しゼロで売却成功!
悪徳業者に注意!実家じまいの片付けで発生するトラブル事例

実家じまいでは、焦って業者を決めるほどトラブルに巻き込まれやすく、結果として余計な費用や手間が発生してしまうことがあります。
悪質な業者に依頼してしまうと、次のような問題が起こりやすいため注意が必要です。
- 見積もり後に追加費用を請求された
- 無許可業者に依頼してしまった
- 必要書類や貴重品を紛失された
これらのトラブルに巻き込まれないよう、事例をチェックしておきましょう。
見積もり後に追加費用を請求された
実家じまいで多いトラブルの一つが、見積もり後に「追加料金」を求められるケースです。
作業当日に理由をつけて金額を上乗せされると、断りづらく支払ってしまう人も少なくありません。
これを防ぐには、訪問見積もりで作業範囲を明確にし、「追加料金が発生する条件」を事前に確認しておくこと。
契約内容が書面で残っていれば、大きなトラブルを回避できます。
無許可業者に依頼してしまった
家庭ゴミの回収には、市区町村からの「一般廃棄物収集運搬許可」が必要です。しかし無許可のまま営業する業者もあり、依頼すると不法投棄や高額請求につながる恐れがあります。
公式サイトや自治体の許可業者一覧で、許可の有無を事前に確認することが大切です。
許可業者と提携している会社であれば安心度が高まり、適正な処理が期待できます。
必要書類や貴重品を紛失した
実家じまいでは、物の整理中に誤って重要な物が処分されてしまうトラブルも少なくありません。
権利証や通帳、思い出の品などは、日用品に紛れ込みやすいためです。とくに複数人で作業を進める場合は、確認漏れが起こりやすく注意が必要です。
紛失を防ぐには、事前に残す物を分けておくことに加え、貴重品の探索に対応できる業者を選ぶこともポイントです。
遺品整理の実績が豊富な業者であれば、丁寧に確認しながら作業してくれるため安心して任せられます。
実家じまいの片付けでよくある質問(FAQ)

実家じまいでは、片付けの進め方や業者の対応範囲がよく分からず、不安を感じる人も少なくありません。あらかじめ基本的なポイントを知っておくことで、安心して業者に依頼できます。
- どこまで業者に任せられる?仕分けは必要?
- 立ち会いは必要?遠方からでも依頼できる?
- 作業時間・日数はどのくらい?
- 仏壇の処分はどうする?
ここでは、よく寄せられる4つの疑問について回答していきます。
どこまで業者に任せられる?仕分けは必要?
多くの業者では仕分けから梱包、搬出までまとめて対応しています。
大量の荷物がある場合でも、複数名で効率よく仕分けを進めてもらえるため、無理に自力で抱え込む必要はありません。
ただし、思い出の品や重要書類は紛失すると困るので、事前に分けておくと安心です。遺品整理も行う業者を選べば、紛失するリスクも少なくなるでしょう。
立ち会いは必要?遠方からでも依頼できる?
作業当日に立ち会えるのが理想ですが、遠方で難しい場合は立ち会い不要で対応してくれる業者もあります。
鍵の受け渡しやオンラインでの事前打ち合わせに対応する会社も多いため、遠方在住でも依頼は十分可能です。
ただし、トラブルを避けるためにも、見積もり時だけは極力立ち会い、作業内容や追加料金の有無をしっかり確認しておきましょう。
片付けの作業時間・日数はどのくらい?
実家じまいの片付けにかかる時間は、荷物量や家の広さによって大きく変わります。
業者に片付けを依頼した場合は数日で完了することがほとんどです。1Kなら数時間、広い戸建てでも複数名で作業するため短期間で片付きます。
一方、自力で進めると数ヶ月〜年単位になるケースも多く、その負担は小さくありません。早く終わらせたい場合や期限が決まっている場合は、業者へ依頼するのがおすすめです。
仏壇の処分はどうする?
仏壇は自分たちで処分することもできますが、業者に依頼して「魂抜き」などの供養を行ったうえで処分するのが一般的です。
提携する寺院で読経供養をしてくれる業者や、遺品整理の流れで対応してくれる会社もあります。
段取りが難しいと感じる場合は、供養から処分まで一括で任せられる業者を選ぶと安心です。
業者に実家じまいを依頼する際に、仏壇の扱いに対応しているかどうかも確認しておきましょう。
仏壇の処分方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
>>実家じまいで仏壇の処分はどうする?供養や手順、費用の目安を解説
まとめ

実家じまいは、物の片付けだけでなく気持ちの整理や手続きも伴うため、想像以上に体力も時間も必要です。
すべてを自分たちだけで抱え込まず、状況に応じて業者を利用することで、負担を抑えながらスムーズに進められます。
家族にとって無理のない方法で、実家じまいを進めていきましょう。
遠方からの手配、仏壇の扱い、売却までをまとめて任せたい場合は、業績のあるプロのサポートを利用するのもおすすめです。
手間をかけずに実家を売却したいなら

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